3マナのあいつについて語る
2019年5月25日 Magic: The Gathering3マナのテフェリー。
見ない日がないというくらいスタンダードにはびこっています。
なんなら3マナのテフェリーをいれるためだけに2色ランドがん積みしてデッキにねじこんでることも珍しくないです。4cラリーなんてその最たる例です。
だいぶ前に各マナ域に必要な要素を語ったことがあったんですが、そこで私は3マナ域に求められる条件として、絶対に損をしない、確実に仕事をするカードである、みたいなことを言った覚えがあります。
少し前のスタンダードだとエネルギーを貯めつつ1ドローする3/2の生き物だったり、
飛行機械をとりあえず最悪出せる赤青のあいつだったり。
要するに、ゲームを決めるほどの決定打を与えるわけではないのだけれど、それと1:1交換をしてしまうと割の合わないカードってことです。
3テフェはまさにその条件をクリアしてるんですよね。
盤面の邪魔者を排除しつつ1ドロー。そして相手のインスタントの行動を束縛する。
まさに理想の3マナ域のカードなわけです。
3マナで仕事をしておまけを残すという意味では、ナーセットも近いものがあります。放置しておくと質の良い2枚のリソースを確保されてしまいますし、ドローを拘束する効果も相手によっては脅威となります。してこれはどんなデッキを相手にしていても腐ることがない能力なので、デッキに入れない手はない、というわけです。
あとは環境の3マナだと、2回探検を行う3マナの緑のあいつもかなり近いものがあります。
例で挙げたカード群は、特に盤面に何かしら出ていないと効果が発揮できない代物でもなければ、手札に何かシナジーがなくては効果を発揮できないものではありません。どちらかといえば、単体で強さを約束されたカードです。こういったカードは、シナジーが発揮されたときに爆発的に影響力を持つカードよりも、デッキに安定感を生みます。これがもし先手ならば相手の盤面を(単色のアグロデッキでもないかぎり)更地にしているでしょうし、後手ならば相手が先に3マナ域に達するというアドバンテージを、トントンもしくはそれに近い状態にまでもっていけることでしょう。
スタンダードはレガシーやモダンとは違い、ドロー操作に長けているわけではありません。そういう環境ではなおさらのこと、単体で仕事をできるカードが重宝されます。
ただでさえデッキの半分近くが土地で埋まってしまうマジックで、全くドローソースがなければ(幸運にもマナスクリュー、マナフラッドに見舞われなかったとして)せいぜい4枚か5枚手札から順番にたまたま引いたカードを叩きつけることしかできません。
マジックというゲームは必ずどこかでリソースを増やすアクションが求められます。毎ターン土地を1枚置きつつ、手札からマナ域で一番強い動きをする。これが安定して毎回できるデッキは、それだけで強いデッキといえます。
マナフラ、マナスクリューのせいにして成すすべなく負けていくゲームを極力減らし、運の要素を極限まで減らしながら戦える仕組みを我々はデッキの構造でカバーするべきで、3マナ域のドロースペルはまさにその不運を打開する手助けになることと思います。
見ない日がないというくらいスタンダードにはびこっています。
なんなら3マナのテフェリーをいれるためだけに2色ランドがん積みしてデッキにねじこんでることも珍しくないです。4cラリーなんてその最たる例です。
だいぶ前に各マナ域に必要な要素を語ったことがあったんですが、そこで私は3マナ域に求められる条件として、絶対に損をしない、確実に仕事をするカードである、みたいなことを言った覚えがあります。
少し前のスタンダードだとエネルギーを貯めつつ1ドローする3/2の生き物だったり、
飛行機械をとりあえず最悪出せる赤青のあいつだったり。
要するに、ゲームを決めるほどの決定打を与えるわけではないのだけれど、それと1:1交換をしてしまうと割の合わないカードってことです。
3テフェはまさにその条件をクリアしてるんですよね。
盤面の邪魔者を排除しつつ1ドロー。そして相手のインスタントの行動を束縛する。
まさに理想の3マナ域のカードなわけです。
3マナで仕事をしておまけを残すという意味では、ナーセットも近いものがあります。放置しておくと質の良い2枚のリソースを確保されてしまいますし、ドローを拘束する効果も相手によっては脅威となります。してこれはどんなデッキを相手にしていても腐ることがない能力なので、デッキに入れない手はない、というわけです。
あとは環境の3マナだと、2回探検を行う3マナの緑のあいつもかなり近いものがあります。
例で挙げたカード群は、特に盤面に何かしら出ていないと効果が発揮できない代物でもなければ、手札に何かシナジーがなくては効果を発揮できないものではありません。どちらかといえば、単体で強さを約束されたカードです。こういったカードは、シナジーが発揮されたときに爆発的に影響力を持つカードよりも、デッキに安定感を生みます。これがもし先手ならば相手の盤面を(単色のアグロデッキでもないかぎり)更地にしているでしょうし、後手ならば相手が先に3マナ域に達するというアドバンテージを、トントンもしくはそれに近い状態にまでもっていけることでしょう。
スタンダードはレガシーやモダンとは違い、ドロー操作に長けているわけではありません。そういう環境ではなおさらのこと、単体で仕事をできるカードが重宝されます。
ただでさえデッキの半分近くが土地で埋まってしまうマジックで、全くドローソースがなければ(幸運にもマナスクリュー、マナフラッドに見舞われなかったとして)せいぜい4枚か5枚手札から順番にたまたま引いたカードを叩きつけることしかできません。
マジックというゲームは必ずどこかでリソースを増やすアクションが求められます。毎ターン土地を1枚置きつつ、手札からマナ域で一番強い動きをする。これが安定して毎回できるデッキは、それだけで強いデッキといえます。
マナフラ、マナスクリューのせいにして成すすべなく負けていくゲームを極力減らし、運の要素を極限まで減らしながら戦える仕組みを我々はデッキの構造でカバーするべきで、3マナ域のドロースペルはまさにその不運を打開する手助けになることと思います。
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